兄弟
兄は武に
私は医業に生き、
兄は戦いに逝って、
私は生きた。
しかし、私の戦いはまだ終わらない、
これ以上・・・命を奪われてたまるか、
もう・・・・・・誰一人、
私の前で死なせはしない、
生と魂、すべてをかけて
私は私の戦を続ける。
いずれ・・・・兄と語った平和の世を
夢みながら・・・・・・
高松凌雲
旧幕府軍の医者、
その当時、日本になかった赤十字の精神で持って
敵味方関係なく治療し、新政府軍が負傷兵を殺そうとしたときも
わが身を持って庇った男、
かなり腕がよかったらしい(なんでも60%の生存率)
幕末の頃でも普通の医者が10%前後ぐらいだったので・・・・
留学先で赤十字の精神を学んだそうです。
兄の古屋佐久左衛門(古屋家に養子にいった)は
衝鋒隊を率いて武人として会津、箱館を戦い抜き、
5月16日(降伏2日前)弟の治療むなしく戦死してしまいました。
決してDr高松と呼んではいけません。
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