ドリー夢小説 災厄

「この馬鹿猿!!」

今日も空に銃弾がこだました。

ぷかぷか浮いているの美少女が一人竜神の姫、だ。

「あのさぁ三蔵、親子のコミニケーションはさておいて、お腹すかない?」

「食えるのか?天界人」

これまたきっつい突っ込み。

「うん、一応」

くるり、白金の髪が舞い悟浄の顔にかかる。

「お嬢さんそんな所に浮いてないでこちらにおいでませんか?」

可愛らしい顔を悟浄に向けにっこり笑うと

「おにぃさんね?お腹すきません?」

「だってよ、三蔵様。」

どうやら悟浄はの味方のようだ

「ちっ、」

「じゃ、次の町よりますね。」

「「やったぁ」」

仲良くそろった声が空に響いていった。


突然一行の前に現れた。その少女は突然泣きながら悟空に抱きついてきた。

「悟空よかった!!出れたのね?」

穏やかな海の色をした瞳を潤ませるその少女に呆然としながらしかしそれでも天下の三蔵一行

「おまえ・・・紅孩児の刺客か?」

三蔵様・・・それはないでしょう?

「まぁまぁ三蔵、で?貴女は?」

「あ、あの私、東海青竜王敖広の娘、闘神と言います。」

「「はぁ〜??」」

驚きのあまり間抜けな声を出している美形3人というのはなかなか面白い光景だった。

「東海青竜王だと?なぜそんな天界の重鎮の娘がこんな辺鄙な所に。」

あきれたように呟く三蔵、額に輝く真紅のチャクラそれは神の証でもあった。

「な、なんだよお前。」

か細い体を離し真っ赤になった悟空が叫ぶ。

「だからです。三蔵一行の護衛を父に命ぜられ、ここに参りました。」

腰を下ろし頭を下げ、が礼をし、

「天竺国まで、その御身この私がお守りいたします!!」

三蔵を見つめる、その瞳には喜びと憧憬があった。

「お、こんな可愛い子が守ってくれるなんて三蔵様役得だねぇ」

「さすが三蔵、子供には好かれますね」

からかう様に悟浄がいい、感心したように八戒がそういった。

の姿は12,3歳悟空より低くい身長に、可愛らしい顔しかしこれを恋愛対象に選んだらそいつはロリコンだろう。

にやにや笑っている悟浄に銃を撃ちたい気持ちを抑えてはぁと三蔵は息をつく。

「ここは託児所じゃない、ガキは一匹で十分だ、海に帰れ。」

「ガキじゃありません、23しか生きてないあなたよりざっと25.478693459倍は生きてます。」

「とすると大体586歳ぐらいですねぇ。」

こいつらってわかんね・・・・

そう、悟浄が思ったとて仕方ないだろう

「それがどうした。妖怪ばばぁだろ」

「な!!ひどい。」

またもや潤んだ瞳にさすがに慌てる悟浄と悟空

「三蔵それは酷いぜ!!」

「そうだ!!なぁお嬢さん。」

「三蔵可哀想でしょう?」

「けっ、そんなのに守ってもらうなんざ真っ平だな。おい、河童捨てて来い。」

同じ海の海洋生物同士気が合うだろ?といってさっさとジープに乗ろうとすると。

「酷い・・・・帰ったら観音様に言いつけてやる!!ついでに、西王母様にも言ってやる。」

襟首をつかまれて捨てられそうになったが言う。

「三蔵様に捨てられたって!!」

「こら!!やめろそれじゃ俺がロリコンみたいじゃねぇか!!」

「ついでに乱暴までされたっていってやる!!」

もう笑いをこらえるのに全体力を使っている悟浄と八戒

「やめろっていってんだよ、殺すぞ?」

銃を向けられてもピクリとも反応しないえぐえぐ泣きながら三蔵を見上げ

「つれってってくれますよね?」

半脅迫、というか脅迫

「ちっわかった、だが足手まといになるならおいていくからな。」

ポイッとを捨てて今度こそジープに乗り込もうとすると・・・・

「やったぁ、これで悟空と一緒だ!ね?観世音菩薩様。」

その声に応じて慈愛と慈悲の象徴、観世音菩薩が現れる。

「よっ久しぶりだな、」

「「げっ」」

綺麗に4人の声があう。

もなかなかだな。よかろう。敖広には俺からいっといてやる。」

「やたぁ観音様大好き〜」

はは、よせよこいつ〜

冷たい空気が三蔵の間を潜り抜ける

「死ね!!」

バンッ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

その弾丸は観世音菩薩とをすり抜け(神だからね)悟空や悟浄を狙うこととなった。

「あははにぎやかですねぇ。」

「そうだな」

一人だけ被害を免れた八戒と人間外二人がにこやかに会話を交わしている間、

ダウーン、ガンッ

・・・ギャー・・・死、死ぬ。

「楽しそうV」

「そうだな」

なんだかんだいいながら同行となった、三蔵一行の明日はどっちだ!?





「大変です、紅孩児様三蔵一行に新しく竜神が!!」

「なにぃ・・・その竜神、まさかか?」

「お?可愛い子じゃないか。」

を見て明らかにホッとする紅孩児、

「何だこいつの方か・・・しばらく見ないと思ったら。」

どうやらこっちのほうでも明日を知れないやつ等がいたようだ。



桃源郷に平和が訪れるのは某生臭坊主と、某薄幸王子の苦労が報われるより簡単かもしれない。


後書き
シリーズにするつもりなのであと一人、というキャラを出すつもりです。
























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